三重県森づくり安全技術・技能地域推進協議会

小斧(よき)、ちゅうのう、ナタ使い方


使い方

  1. 野球のバットを握るように両手を重ねあわせるように柄の部分を握ります。

 

  1. 小さな枝を切るときには手首を中心に、小斧の重さを利用して軽く振り、やや太い枝をうつときは肩を中心に腕を振り上げ、小斧先端の重さで小斧を振りおろします。力まかせに小斧を振っても余分な力を使い、コントロールしにくくなります。

  1. 小斧を振る方向に他人や自分の足がこないよう小斧を振る方向を考えます。振りおろした小斧の刃が木にあたる角度が悪く滑ったり、予想以上に切れ振った刃先がそのまま惰性で回転し自分の足を傷つけることがあります。

  1. 使用時は小斧の刃が滑ったり、予定している以上に切れても自分や他人に危険が及ばないよう注意しましょう。
  2. 枝などを落とす時は必ず木の根本方向から木の先天方向に打ち下ろす。固い枝や太い枝、桧の枝などを打つ時に刃が欠けることがあります。


手入れ

  1. 刃先が丸まっていたり、欠けている時は刃を砥ぎます。
  2. 金属部分が緩んでいる場合、柄の部分を石など硬いものに打ち付けたり、柄の端をハンマーなどでたたき、金属部分を柄に密着させます。


注意事項

  1. 何回か使用したら、先端の金属部分が柄から抜けないか確認します。緩んでいると振り降ろし中に、金属部分が抜けて飛ぶことがあります。
  2. 刃先が鈍る、錆びるなどして切れなくなると余分な力が必要になり、事故がおこりやすくなります。刃をこまめに砥ぎましょう。
  3. 毎回、木や枝を切る前に、小斧やナタが描く線上に人がいないか、自分の体の一部がないか、足場がしっかりしているか。






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