三重県森づくり安全技術・技能地域推進協議会
安全に仕事をするために、正しい服装で作業をします。基本的には体から衣服の一部が垂れ下がらないよう注意し、ヘルメットなどの安全装備を必ず身に付けてください。
ここでは、暑い直射日光のもとで働く夏の服装と気温の低い冬の服装を例に出します。
夏
夏は直射日光にあたる時間が長く、熱による疲労がはげしくねたくさんの汗をかくので昼食時、または作業終了後乾いた衣料と着替えるとさっぱりする。作業開始前、終了後地下足袋又はゴム長靴とサンダルを交換すると足が蒸れないのでさっぱりした気分で過ごすことができます。さらに大きめの水筒または、清涼飲料水のプラスティックボトルに水をいれ、前日に冷凍室で凍らせると翌日ほぼ一日冷たい水を飲むことができます。
夕立が珍しくないので合羽を忘れないよう。
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a) 長袖のシャツ * b) 下着 * c) ヘルメットまたは麦藁帽子 d) 長ズボン * e) 指が割れた靴下 * f) 掌が完全にゴムで覆われた軍手 * g) 地下足袋 h) 手拭い * i) 着替え |
冬
長袖やズボン下などの下着を着用したりシャツやズボンの生地が厚くなる以外、夏服とほとんど変わりません。ただし、作業前は体が暖まっていないので、防寒ジャケット、防寒ズボン、厚手の靴下などを着用し、体が暖まってから防寒衣料を脱いでゆくと良いでしょう。ただし、作業を移動しつづけておこなう時は、始めの寒さを我慢して防寒衣料をつけずに始めると、脱いだ衣料を持ち運びつづけなくてすみます。
冬は気温が低いのであまり汗をかきません。ただし、雪や雨などで合羽をきていると、体からでる汗の水蒸気が合羽の内側に水滴を作り体が濡れて冷えます。外気温が低いので、汗をかいたままでいると風邪をひくのので、昼食時や一日の作業が終了したらすぐに乾いた衣料と交換する方が良いでしょう。
ワークブーツは厚手の靴下を履くことができるので保温が良い装備の一つです。ただし、ほどんどのワークブーツがケン付きでないので、倒した木の上を歩く時に滑るので嫌う人もいます。
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a) 長袖のシャツ b) 下着(長袖、ズボンシタ) c) ヘルメット d) 長ズボン * e) 指が割れた靴下 * f) 掌が完全にゴムで覆われた軍手 * g) 地下足袋またはワークブーツ h) 手拭い * i) 着替え |
持ち物
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a) 弁当 b) 水筒 c) 防水合羽 d) ゴム長靴またはゴム製の地下足袋 |
あると便利な物
チェーンソーから飛び散る切り屑から目を保護するためにゴーグルを更に細かい切り屑を吸い込まないように防塵マスクを用意することで健康に注意することができます。行動の自由が効かないとの理由で好まれませんが、チェーンソーの歯が誤って体を傷つけるのを防ぐオーバーオールなどがチェーンソーメーカーから販売されています。
チェーンソー用ヤスリ、チェーンソー用スパナとドライバなどの工具、カットバン、消毒薬、蜂などの虫刺されの薬などの救急用品、紙とペン、木材用チョークなどを収納するウェストポーチなどのバック類があると便利です。
スボンの裾が地下足袋の上から飛び出すことがあり、地面から飛び出ている枯れ枝や小さな雑木に足を取られられることがあります。これを防ぐには地下足袋の上からスパッツというカバーをつけることで解決できます。また、軍手の手首がゆるく長袖の袖口との間に隙間があきます。腕カバーで軍手と袖口の間を塞ぐことで、この隙間をブトや毛虫に刺されることから体を守ります。