はじめに 森林ボランテイア団体である、ひょうご森の倶楽部は持続可能な環境保全を求めて「安全で楽しい森林ボランテイア活動」を目指します。 森林での作業は、すがすがしく開放的な気分を味わえますが、自然の中での活動には危険がつきものということを忘れずに行動しなければなりません。 「森林ボランテイアって危険なんだ」と尻込みするのではなく、活動中の危険を想定して、危険を避ける為の知識や経験を身に付ければ、自然の恩恵を満喫しながら、楽しい森林ボランテイア活動が出来ます。 この安全マニュアルは、危険が想定される作業方法を避けて、事故を未然に防ごうとする内容にしています。 正しい手順と方法で作業を行えば、危険は回避できますが、とっさの判断は本人が下すことになります。 常に、安全に配慮した「周囲への注意」と「安全な作業方法の実行」を身に付けてください。
全般的な注意 (1)ヘルメット:暑くても作業中は被る。あごひもはしっかり締める。「万一の倒木・落石に備えるのは勿論、普段でも枯枝落下や枝に当たる事があります」 (2)長袖シャツ:身体が動かし易く、そでじまりの良い服を着る。シャツのすそはズボンの中にいれる。「枝などを引っ掛けやすい」夏でも長袖を。「トゲ・ウルシから肌を護る」 (3)長ズボン:作業ズボン・登山ズボンなど。足を動かし易く、すそじまりの良い服装。 (4)はきもの:地下足袋・作業靴・登山靴・長靴など。底・つま先が丈夫であること。滑りにくいこと。(斜面はスパイク付きが楽です)。土・枯葉・枯枝などが入りにくいこと。(脚絆・スパッツなどで補うことも出来る)。ヒモなしが良い。「引っ掛かり予防」 (5)手袋:刃物を持つ手は滑りにくい手袋(滑り止め付き軍手など)を着用。刃物が当たっても切れにくいもの。振動用具を使う時は厚手の防振手袋を。 (6)首タオル・スカーフ:襟元から枝・葉・虫・汗が中に入るのを防ぎます。 (7)手甲・腕カバー:トゲ・ウルシ・汚れから手首を護ります。 (8)ベルト:ノコ・ナタなどの道具はベルトまたはヒモで腰につける。「手持ちすると片手を塞ぐし、置き忘れ易い。」 (9)保護メガネ:刈り払い機・チェーンソーを使う時には必ず着用する。「飛散物から目を護る」 2. 体調 体調不良は安全の敵です (1)寝不足・深酒の翌日は、作業をしない。 (2)張り切り過ぎない。マイペースで!… 無理をせず疲れたら休む。 (3)夏場は熱中症に注意。 3.自然に関する危険に注意 スズメバチは巣の近くを警戒バチが飛んでいるので、出会ったら手で振り払ったり、大声を上げたり、急な動きをしないで、静かに巣から離れる。一旦警戒バチに攻撃されると仲間を呼ぶので、その場合は一目散に逃げる。黒色の服装(帽子なども)はスズメバチに狙われるので避ける。甘い香りの香水やジュースにも寄って来るので、注意する。 4.火災予防 5.ハンター 狩猟期には鹿・猪と間違われ難い服装をする。(白色の首タオル・腰タオルは避ける)携帯ラジオを 6.ケガをした場合 近くの人に声をかけてリーダーを呼ぶ。(担当リーダーが救急セットを携帯しています) |
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